NIKE AIR MORE UPTEMPO 96
“COOL GREY AND MIDNIGHT NAVY”921948-003

NIKE AIR MORE UPTEMPO 96 GS415082-009

NIKEのハイテク全盛期に咲いた徒花
20年の時を経て“AIR”を履くスニーカーヘッズ

NIKEのハイテク全盛期に咲いた徒花
20年の時を経て“AIR”を履くスニーカーヘッズ

FORCE、FLIGHTに次ぐ、第3のカテゴリー
UPTEMPOの突然変異“AIR”モンスター
FORCE、FLIGHTに次ぐ、第3のカテゴリー
UPTEMPOの突然変異“AIR”モンスター

NIKE BASKETBALLを牽引する2大カテゴリー、FORCEは1982年のAIR FORCE 1を筆頭にセンターやパワーフォワード向けのクッショニングに優れた重厚感のあるバケットボールシューズを展開し、FLIGHTは1989年よりスピード重視のガードプレイヤーを対象に軽量性に富んだバスケットボールシューズを展開してきたが、1995年には第3のカテゴリーとして「UPTEMPO」がデビューする。PennyことAnfernee HardawayやScottie PippenといったNBA選手をターゲットに、クイックな動きを促す機動性と体重を支えるクッショニングを兼ね備えたハイブリッドなバスケットボールシューズを開発。FORCE、FLIGHTに次いで、UPTEMPOという新たなコンセプトを掲げて登場したニューモデルは徐々に足場を固め、バスケットボーラーの支持を集めることで着実に認知され始めた。

UPTEMPOシリーズの系譜に
突然変異のミュータントが出現!

今を遡ること四半世紀余り、NIKE BASKETBALLに新設されたUPTEMPOカテゴリーの第1世代に該当するのがスプリング95発のAIR MAX2 UPTEMPOである。ダイナミックフィットインナースリーブ採用のアッパーにデュアルプレッシャーエア搭載のソールユニットを装着することで、当時の「史上最もクッショニングに優れたバスケットボールシューズ」と定義され、UPTEMPOカテゴリーの方向性を示唆した。この他、AIR UPTEMPO、AIR STRAIGHT、FRANCHISE® 95、並びにレイトスプリング95発のAIR MAX2 UPTEMPO LOWを加えた5型を以て、UPTEMPOは第1世代を形成する。次に、UPTEMPOカテゴリーが大きく飛躍を遂げたのはスプリング96。AIR MAX2 UPTEMPOの後継機であるAIR MAX UPTEMPOに搭載されたトリプルエアが前足部、中足部、後足部に3連のビジブルエアを配置、史上最高のクッショニングをあっさり更新した。これにAIR VERSATILE LOWを加えたUPTEMPOの第2世代は、レイトスプリング96以降、新たに追加されたニューモデルの登場でますます勢力を拡大する。その中心的役割を担ったのがAIR MORE UPTEMPOである。トリプルエア搭載のツーリングを刷新し、”AIR”のロゴを立体化したアッパーサイドはインパクトの塊! Scottie Pippenが着用したブルズカラー、アトランタ五輪のドリームチームに供給されたオリンピックカラーなどカラーバリエーションに恵まれたAIR MORE UPTEMPOは、当時から話題を独占していたが、実際にストリートで履くのはなかなか勇気の要る行為だった。この時期に相次いでリリースされたAIR MUCH UPTEMPOやAIR MONEYもUPTEMPOファミリーの一員である。特にAIR MONEYはMichael JordanやScottie Pippenと共にシカゴ・ブルズの黄金時代を築いたDennis Rodmanの着用モデルであり、シュラウドの脱着仕様もストリートでは好意的に受け入れられた。やがてUPTEMPOカテゴリーに世代交代の波が押し寄せ、NIKE BASKETBALL史上に類を見ないインパクトで世界を驚愕させたAIR MORE UPTEMPOのシーズンは終わる。以降、UPTEMPOカテゴリー第3世代に当たるビジブルエアを広域化した新型AIR MAX UPTEMPOがスプリング97発売、更に第4世代としてフルレングスビジブルエアに近付いたAIR TOTAL MAX UPTEMPOが登場する等、UPTEMPOカテゴリーの進化は止まるところを知らない。

オリジナル以上に熱烈な支持を得た
AIR MORE UPTEMPO 20年目の躍進

UPTEMPOカテゴリーの系譜を辿り、AIR MORE UPTEMPOが登場した1996年とは、アトランタ五輪やシカゴ・ブルズの黄金時代と重なり、大いに恵まれたタイミングだったのは間違いないが、当時の日本市場に”AIR”のデザインをどこかキワモノ扱いする雰囲気がなかったとは言えない。華々しくはあったが、どこか刹那的な人気に終始したAIR MORE UPTEMPOの90年代。それから20年後の2016年には、時代の趨勢を見極めたようにAIR MORE UPTEMPOの復刻版が続々リリースされ、いずれも熱烈な支持を得ている。それは明らかにオリジナルの当時を凌ぐ人気ぶりだ。果てはSUPREMEによるコラボレーションや都市限定モデルのリリースに至り、巷では「モアテンを履かずんばスニーカーヘッズにあらず」といった風説までまことしやかに囁かれていたとか。もはやUPTEMPOカテゴリーの存在意義を問う迄もなく、AIR MORE UPTEMPOは群雄割拠するスニーカー市場においてアイコニックな輝きを放ったエポックメイキングである。そのバリエーションは今もなお増殖し続けている。

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“COOL GREY AND MIDNIGHT NAVY”921948-003

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