UNDEFEATED

NBA
a round table talk
from Off the Coast

1946年、NBAの前身であるBAA(Basketball Association of America)が11チームで発足し、のちの1949年、BBAはNBLを合併し、名称をNBAへと変更。そして、開幕した2021-22シーズン、NBAは75年目のアニバーサリーを迎えた。記念すべきこのシーズンをダイヤモンドアニバーサリーと称し、NIKEよりNBAをセレブレイトしたコレクションパックが12月18日(土)よりUNDEFEATEDにて登場する。

今回、東京・原宿にてバスケットボールの楽しさ、素晴らしさをフードやドリンクとともにシェアできるバー「coast2coast」をロケーションに、Podcastを通してコアなNBA情報を発信しているクルー「OFF THE COAST」のメンバーによる座談会を開催。NBAファンから見たNIKE NBA 75th EMB COLLECTIONや、75周年を迎えたNBAへの想いなどを熱く語っていただいた。

Ryo (Owner of coast 2 coast)
Nike Blazer Mid ’77 EMB DD8025-100

Chris (TikTok:クリスのバスケ日記)
Nike Air Force 1 ’07 LV8 EMB DC8874-101

Meiji (Director and Editor)
Nike Blazer Mid ’77 EMB DD8025-101

Takumi (office worker)
Nike Air Force 1 ’07 LV8 EMB DC8874-001

NIKE
NBA 75th
EMB COLLECTION

Q. OFF THE COASTはどういった経緯で結成されたのでしょうか?

Takumi:オーディオエピソードや番組をネット上で無料公開しているPodcastが好きで、日頃からよく聞いているのですが、日本でのバスケコンテンツが乏しいこともあり、学生時代にスタッフとして働いていたcoast2coastでオーナーのRyoさんに“Podcastやりたいですね”と相談したのがきっかけです。
メンバーは自分とオーナーのRyoさんに、エディターとしてバスケを取り扱っているMeijiくんと、TikTokで若者に向けてバスケを発信しているChrisを加え、普段から気兼ねなくバスケ談話をする仲間と自然に始めることになりました。

Meiji:アメリカはPodcastが盛んで、NBAでもJJ・レディックなどの一流選手がPodcastチャンネルを持っていて、そこではメディアに出ないような情報や裏話が聞けることから、PodcastはNBAファンにとっては身近なメディアでした。TakumiがOFF THE COASTの話を持ちかけてきたとき、PodcastでNBAコンテンツを発信することはとてもメイクセンスだと感じました。

普段から話しているNBAトピックスを録音して気軽に発信しているので、“ながら”で聞いてもらえるラフなチャンネルでありながらも、一歩踏み込んでNBAを好きになってもらえるキッカケづくりになればと思っています。手の込んだYouTubeは僕らにはちょっと……

Chris:向いてないっすね(笑)

Ryo:しんどいかな、と(笑)

Q. 今回着用いただいているNIKEのシューズは、NBA75周年のダイヤモンドアニバーサリーを祝すモデルとなっています。そんなNBAが大好きなみなさまに、着用しての感想をお聞かせください。

Meiji:シュッとしたハイカットが好きなので、普段からブレーザーは履きますね。何よりNIKE初のバスケットボールシューズということもあり、75周年というアニバーサリーでブレーザーにフォーカスしているのは、NIKEとNBAの両者から深いリスペクトを感じています。

Ryo:ブレーザーの語源となるポートランド・トレイルブレイザーズのカラーだしね。

Meiji:NIKEとブレイザーズはオレゴン州の同郷だからね。ルーツを重んじるNIKEのアティチュードがデザインに表れている印象を受けました。ただ、ブレーザーはアイスマンことジョージ・ガービンが初めて履いたと言われていて。シューズのインサイドではトレイルブレイザーズのチームカラーを表現する一方、アウトサイドではアイスマンが所属していたサンアントニオ・スパーズのカラーリングを表現しているようにも受け取れますね。

一同:おぉー。

Ryo:僕が履いているのはニューヨーク・ニックスのカラーリングですよね。やっぱりブレーザーは履きやすいですね。

Meiji:そうだね、アウトソールも当時からとても優秀と言われていたもんね。

Ryo:ブレーザーのソールは、めっちゃくちゃ止まる。シルエット的にはちょっとしたブーツ感覚でも履けるし、スタイリッシュなデザインで何でも合わせやすいですね。バックスキンの革素材も良いですし、ダイヤモンドイヤーのロゴが刻印されたデュブレのアクセントも効いていて、NBA好きからしたらアガるカラーですよ。

Chris:ニックスのカラー、めっちゃカッコいいもんなぁ。

Takumi:家族でハワイに行ったときに現地のショップで買ってもらったのも他でもないAir Force 1で、僕にとってこのモデルは馴染み深くもあり、色々な思い出の詰まった1足ですね。

Ryo:Air Force 1はストリートでも定番だし、俺らの時代は制服にもAF1だったもんな。

Takumi:うん。ガッチリとしたシルエットだけど意外に重くないし、元々はAirが搭載された最初のバスケットボールシューズだから、履きやすさは言わずもがな。個人的にはヒールタブのスウッシュもお気に入りだけど、今回のコレクションはシュータンが75周年のアニバーサリー仕様に変更されているので、シューレースの通し方と裾の長さには気を遣って、しっかり見せていきたいですね。

Ryo:クリスのAF1は、LA移転前のミネアポリス・レイカーズのカラーリングでしょ?

Chris:今年ちょうどミネアポリス時代のユニフォームが復刻したんですよね。レブロンが入団するずっと前から復刻が熱望されていて、ファンが勝手にこのカラーのユニフォームを再現した画像まで出回っていたほど人気のカラーですね。

Ryo:ロンゾ・ボールが着たら、さぞかしかっこよかっただろうね。

Chris:着てほしかったー!ヒールにはレイカーズの刺繍ロゴがあしらわれているので、レイカーネイションの僕にとっては熱い一足です。

Q. 拠点となっているcoast2coastはどういったお店でしょうか?

Ryo:日本ではバスケットを見たりする機会が少ないと感じていて、バスケットが好きな人を集めたいというより、バスケットを見ることがカルチャーになるような場所をコンセプトにしています。NBAファン以外にもぜひ来ていただきたいですし、音楽やファッションといった様々なカルチャーが詰まったお店になればいいなと、10年前に僕と母親で始めたお店です。
オープンして2年目にアルバイトとして来たのがTakumiで、現在スタッフとして働いているのがChrisです。

Q. “NBA”にそれぞれハマった理由は?

Meiji:僕は小さい頃からスポーツ全般を見ていて、母親がバスケ部だったこともあり、バスケットボールも自然と好きになっていました。学生時代、深夜にテレビでNBAを見たのですが、それが2008年のロサンゼルス・レイカーズとボストン・セルティックスのファイナルでした。コービー・ブライアントはもちろん、セルティックスにはレイ・アレン、ケビン・ガーネット、ポール・ピアースのBIG3が揃っていて、他のスポーツリーグにはないスピーディかつ派手なプレイやオーディエンスの熱量に興奮した覚えがあります。
また、以前勤めていたHYPEBEASTでは様々なコンテンツを扱っていましたが、スニーカーは言わずもがな、ファッションでも、ヒップホップでも、エンタメでも、NBAはどのジャンルにも結びついていて。元々は競技として見ていたのですが、深堀していくうちにカルチャーと密接な関係にある唯一のスポーツであることに気がつき、それ以降は試合はもちろん、ついオフコートのコンテンツも追いかけてしまうようになりました。

Chris:もう僕らは、、、大丈夫ですかね(笑)

Ryo:以下同文で(笑)

Meiji:断ります!はい、Takumiの番!

Takumi:僕は小中高とバスケ部に所属していて、NBAを見始めたのは小学校高学年くらいからで、僕も2008年のセルティックスにめちゃくちゃハマりました。NBAのTOP10 PLAYをYouTubeで見て翌日の練習でそれを真似したり、リーグパスというCSのチャンネルで試合を観戦していました。
中学生頃から英語の勉強をしていたので、選手のプライベートにまつわるアメリカの記事を見たり、大学生になってからはこのcoast2coastを知り、働かせてもらったことで更に好きになっていきましたね。

Ryo:Takumi、TOEIC980点だもんね。

Chris:やばっ!(笑)

Meiji:NBAが英語の教科書はカッコよすぎるよ(笑)

Ryo:僕は物心がついた頃から家でNBAが流れていて、マイケル・ジョーダンを見て“ヤバい!”と思ったのがキッカケですね。そうしてバスケにも自然と携わり、国学院久我山高校のバスケ部では全国BEST 8まで進むことができたり、駄々をこねて父親にシカゴに連れて行ってもらったりと、そういったバスケ漬けの環境で育ったこともあり、常にNBAに触れて育ちました。

Chris:僕はメンバー内では一番NBA歴が浅いんですが、小さい頃から剣道をやっていて、父親に三段まで取ったら好きなスポーツをやっていいよと言われ、三段を取ってから高校2年生でバスケットボールを始めました。
周りはみんなNBAを見ていて、僕らの時代は2015年から続いたウォリアーズの黄金世代が印象的で、特に2016年にそのウォリアーズに勝ったレブロン・ジェームス擁するキャバリアーズには大きな刺激を受けました。コービー・ブライアントの引退というトピックスも重なり、NBAにのめり込んでいきましたね。

Ryo:あの時代はヤバかったよね。

Chris:4年連続ファイナルでぶつかりましたからね。

Takumi:当時、coast2coastではライブビューイングを朝からしたのですが、お客さんがパンパンに入って。

Ryo:外まで人が集まって200人くらい見に来てたよね。

Meiji:ってか、普段僕らで話すとき、RyoさんがなぜNBAを好きになったかとかって話はしないよね(笑)

Ryo:しないしない(笑)なんかちょっと恥ずかしいもん(笑)

Meiji:僕もRyoさんの話聞いてるとき、超恥ずかしかった(笑)

Ryo:馴れ初め聞かれてるみたいでね(笑)

Q. そんなNBAですが、リーグ創設75周年を記念して『NBA75周年記念チーム』を元NBA選手や現役NBA選手、コーチ、ゼネラルマネージャーなどの関係者ら88人の投票によって全76選手が選出されました。この中からご自身で特に思い入れのある選手をお聞かせください。

Chris:僕はやっぱりレブロン・ジェームスですね。NBAを見始めたときは、あまりにも何でもできるプレイヤーだったので嫌悪感があったのですが、慈善活動だったりオフコートでの活動も知りつつ、キャバリアーズを率いて当時最強のウォリアーズを破り優勝した2016年の活躍を受けて、絶対的な無理な状況でも覆す唯一無二の姿勢に惹かれましたね。
最初嫌いだったけど…みたいな、恋愛と一緒です(笑)

Ryo:ちょっと…(笑)

Meiji:ここは一同苦笑いと掲載してください(笑)

Takumi:僕はこの中だったらレイ・アレンが思い出深いですね。2008年にNBAを見始めたとき、レジー・ミラーなどシューターへの憧れが強いこともありました。当時はNBAのユニフォーム規定が厳しく、ユニフォームの色とシューズを合わせなければならないことから、ジョーダンブランドはそれぞれプレイヤーにエクスクルーシブカラーを提供していて、ジョーダンブランドの契約選手のアレンモデルを探すために、様々なサイトを当たりました。
あと、NBAはファンレターを送ったらサインが返ってくる文化があり、レイ・アレンの慈善団体の住所を調べて、日本から手紙を送ってサインを返送してもらったものは、今も家で大切にしています。

Meiji:僕はずっとカーメロ・アンソニーですね。特に、レブロンと同じ2003年にドラフト指名されて入団した、デンバー・ナゲッツ時代が大好きで。

Ryo:あのときのデンバー、かっこよかったよね。

Meiji:そう、ノースカロライナっぽいライトブルーに、イエローのラインが入った完全なB-BOYカラーのユニフォームで、それにショートのコーンロウだったカーメロがルーキーとして登場し、なおかつ当時はジャージのシルエットも大きかったのでインパクトが凄かったですね。

Ryo:リアルヤンキーを集めたみたいな(笑)

Meiji:うん、チャウンシー・ビラップスとか、JR・スミスとかね。ただ、カーメロは見た目はめちゃくちゃイカついのに、シュートフォームがとても綺麗で、B-BOYっぽい見た目だけどプレイはとても繊細というギャップに惚れました。
カーメロはニューヨーク・ニックス時代がよくピックアップされますが、僕はポートランド・トレイルブレイザーズ時代も好きで。ニックスのあと、オクラホマシティ・サンダー、ヒューストン・ロケッツと転々するのですが、2018年からの1年間、オールスターへ10回も出場している大スターのカーメロが未所属になった時期がありました。復帰を目指していた当時、カーメロは子供の試合を観に行って、子供とその仲間たちから“お父さん、頑張って”というメッセージを貰い、そこから息を吹き返してトレイルブレイザーズで見事なカムバックを果たすんです。
そこでNBAとして必要とされる選手に復活を遂げて、現在はChrisが好きなレイカーズでかけがえのないスコアラーとして、今なお一線級で活躍しています。

Ryo:僕はアイバーソンか、カリーかなぁ。本当はジェイソン・ウィリアムスがいてほしかったな。

Meiji:それを言ったら、ヴィンス・カーターもいてほしかったよ。

Ryo:やっぱり、ステフィン・カリーかな。そもそも、どんなメンバーでもスタイルが変わらないウォリアーズというチーム自体が昔から好きです。中でもカリーは大学時代からヤバくて。デイビッドソン大学ってどこ?みたいな(笑)
身体が細すぎて、名門校の目に留まらずデイビッドソン大学に進学したのですが、その無名大学をどんどん勝たせていくんですよね。その時からチェックしているんですが、今シーズンももちろん活躍していて、NBAとかバスケットボールの概念を変えた1人だと思いますね。今のキッズたちが伸び伸びとプレイしているのもカリーの影響が大きいと思います。

Meiji:間違いないね、人格者でもあるもんね。

Ryo:バチバチに喧嘩したり、我の強い昔のNBAのスタイルも好きでしたけど、現代のNBAは良い対比になってるなぁと。カリーは新時代のリーダーそのものかもしれません。チームメイトが活躍したのを本気で喜ぶエースなんて見たことがなかったし、カリーは思い入れがありますね。
カリーに会うことができたイベントでは参加者1人1人に自ら挨拶をしてくれて、こんなNBA選手がいるんだと感動したのを覚えています。

Q. ありがとうございます。最後にみなさまのこれからのNBAの展望や期待のプレイヤーなどをお聞かせください。

Ryo:ヨーロッパの選手もたくさん入ったり、NBAもワールドワイドになってきていて、身体能力云々ではない技術的な面もフォーカスされているので、色んなタイプの選手がNBAを目指すきっかけになっていますし、バスケットボールへの入り口を広げているリーグ作りをしているのかなと感じます。

Meiji:そうだね、多様化させようという動きは感じるね。

Ryo:小さいから無理だという時代は終わったかなと。あとは若くて優れてた選手が豊富ですね。

Meiji:今後はジェイソン・テイタムとルカ・ドンチッチが引っ張っていくかなぁと。メディアが掲載するU-25のランキングでは、必ず上位に必ず入ってきますね。Ryoさんはジャ・モラント?

Ryo:そう、モラントは願ってるね。関節が柔らかくて、ケガもしにくいこともありますし、今季は飛躍の一年となっているので、このままスタープレーヤーとしての地位を確立してほしいです。

Meiji:Chrisはレブロンの次に誰を応援するの?

Chris:ほんとそれ、ちょっと考えなあかんなぁと思て。

一同:急に関西弁(笑)

Chris:僕はジェイソン・テイタムですかね。ネクストコービーと言われる中で一番コービーっぽいなと僕自身感じていて、シルエットやダンクの派手さかリンクしているのが好きですね。

Ryo:そうだね、あと今後はレブロンとかコービーみたいなスターはもう生まれないかなと思っていて。一極化した時代にはならないと思うので、見つけづらいのもありますね。

Takumi:やっぱり現地のファンはカレッジのリーグから見ている方が多いので、アンダーカテゴリーから追いかけると、また違うNBAの楽しみ方に出会えるはずです。

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NBA 75th
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