2002年、ロサンゼルスのラ・ブレア地区で誕生したUNDEFEATED。ブランドスローガンは“勝利・いかなる脅威にも屈しない”。創業当時と変わらぬ初期衝動を体現し、世界中で最もエキサイティングなフットウエアとアパレルを世界各地に届けている。
これまでに様々なコラボレーションを展開し、話題を呼んできたNIKEとUNDEFEATED。今回の最新コラボレーションでは、NIKEとUNDEFEATEDの記念すべき初のコラボレーションを飾ったDUNKと、2006年UNDEFEATEDが日本に上陸した年にローンチされ、ミッドソールに刻印された”ON YOUR FEET KID”が印象的であったAIR FORCE 1と過去にコラボレーションを飾った人気モデル2足が新たなコラボレーションシューズとして6月19日(土)にラインナップする。
「DUNK vs AF 1」と名付けられた今回の2足はFACE OFFをテーマに、それぞれの過去モデルで採用されたカラーリングがスイッチされたデザインとなっている。
UNDEFEATED JAPANでは、このコラボレーションの発売を盛り上げるべく、ムービーとルックブックを6月12日(土)に公開。また、これからのUNDEFEATEDのアイコンとなる”New Generation Local Heroes”として6名のパーソナリティへインタビューとスナップ撮影を敢行。
“New Generation”を担う男女のヒーローは、バスケットボールを題材にするTiktokerのChris、関西の R&Bシーンを代表するアーティストのKIRA、日本のFemaleストリートアイコンでもあるアーティストのNiina、アクティブにさまざまなファッションシーンで活躍するモデルのSurah、Barberとして確固たる地位を持つMR BROTHERS CUT CLUBの城間健士、ボクサーであり元K-1選手としても名を馳せる武居由樹。ボリュームのあるスペシャルページもあわせてご覧ください。
Director:@hdyk93
DoP:@yuukioono
Colorist:@yn.mcf
Track:@utaeeeeee
Photographer :@tengoyola
Stylist:@shuymzk
Model:@junniioka @_callmereign_
Producer:@marblestudio_official
LOCAL HEROES INTERVIEW & SNAPS
Niina / Artist
UNDEFEATEDを知ったのは、いつだろう?強く意識するようになったのは、今日着ているゴールドメダルTシャツに出会ってからかもしれません。 某有名ラッパーが、自身が主催するパーティーで着用している写真をJP THE WAVYに見せてもらったことがキッカケ。今年はオリンピックも開催されますし、またとない機会だなと思って着てきちゃいました(笑)。
NIKE DUNK LOWは、日頃仲良くしていただいている日本人デザイナーの方々もコラボレーションしているので、ナイキのなかで最も着用率が高いモデルですね。スケートボード仕様にアップデートされたフカフカのシュータンも好きですけど、やはり、今回のコラボモデルに採用されているオーソドックスなタイプが定番ですよね。配色も2000年代前半のストリートを彷彿とさせるチョコレートカラーが可愛い。同色のセットアップであわせつつ、ゴールドジュエリーを付けてスウッシュのイエローも拾ってあげたいですね。
「全勝」「敵なし」を意味するUNDEFEATEDというワードは、誰もが憧れるものだと思うし、例に漏れることなく、私もこの力強いブランドネームからはモチベーションをもらっています。そんなUNDEFEATEDが打ち出す“FACE OFF”には、説得力を感じずにはいられません。私は常日頃、自分自身とファイトしていて。アーティストは、ロジックよりもフィーリングで音楽を作るけど、そこには現実的な期限との戦いがあったりもして、実務的にも、精神的にも不安定と隣り合わせです。だからこそ、パートナーや仲間の声にも耳を傾けながら、気持ちを強く持ち、「戦うぞ」という意思を芯に持ち続けることが成功に繋がるのかなと思っています。
Niina
雑誌のモデルや女優を経て、現在はアーティストへと活動の幅を広げ、2020年11月には1stシングル“Afraid”をリリース。同時にストリートアイコンとしても確固たる地位を確立し、男女問わず厚い支持を集める。
@niina__official
LOCAL HEROES INTERVIEW & SNAPS
武居由樹 / Fighter
今回は“FACE OFF”がコンセプトと聞きましたが、対決といえば格闘技ですよね。僕は友人が着ているのを見かけて以来、UNDEFEATEDのファンですが、ある時、ジムの外国人選手から「ブランド名の意味を知っているか」と聞かれて、ハッとしたことを覚えています。“ファイブストライクス”は「勝利」を意味していますし、格闘家の僕にはこれ以上に相応しいブランドはありません。
格闘技の対戦では、リング上でピークの絶頂を迎えないといけません。入念な準備はもちろん、僕の場合、試合当日はお墓参りや神社への参拝で「怪我することのないように見守っていてほしい」と祈ってから会場に向かいます。いざ現地入りすると、雰囲気や応援してくださるファンの方々の顔を見て、次第にやる気が漲ってきますが、試合直前には横になって、ボーッとすることで頭と心をリセットします。それから再びスイッチを入れて集中力を高めることで、雑念が消え、リング上で勝つことだけを考えることができるんです。ただし、気持ちが昂りすぎてもダメで、日頃の成果を発揮するには頭は冷静で、静かに闘志を燃やさなければいけません。試合中にも臨機応変な対応を求められますからね。
ファイターとしての職業病なのか、僕は洋服もスニーカーも直感で選ぶことが多くて、このAIR FORCE 1 “BALLISTIC”も一目惚れでした。ミリタリーなデザインが全面に押し出されていて、レザーのアッパーが堅牢なナイロン素材に置き換わっているところもコラボレーションならでは。少し褪せたようなミッドソールの質感にもこだわりを感じますし、UNDEFEATEDとNIKEの取り組みは、いつも意外性がありながらも芯がある気がしていて。1人のファイターとして、この意外性と芯の太さは、今後も見習っていきたいです。
武居由樹
大橋ボクシングジム所属。元K-1 WORLD GP スーパーバンタム級王者。K-1では“鉄の拳”と称されるパンチを武器に、25戦23勝(16KO)2敗0分という圧倒的な成績を残し、絶対王者として君臨。2020年末にボクシング転向を発表し、再び挑戦者の立場から世界王者を目指す。
@yoshikitakei712
LOCAL HEROES INTERVIEW & SNAPS
Surah / Model
私にとって、UNDEFEATEDはラ・ブレア アベニューのアイコンで、ファッションに対する物心がついた頃から大好きなアカウントのひとつです。LA発祥ですけど、日本にはアメリカ以上の店舗数がありますし、昨年は“WORLD WIDE KATAKANA”のモデルにも抜擢していただいて、公私共に身近な存在ですね。
ナイキもまた、小さい頃からずっと愛用しているスニーカーで、私の家族は全員、ナイキしか履かない徹底ぶり。今回のNIKE DUNK LOW “正式名称”は、2006年に発売されたNIKE AIR FORCE 1 LOWとデザインを入れ替えた復刻のような新作リリースですが、中東の伝統衣装として知られるシュマグ柄のアッパーに惚れてしまいました。私はオールブラック、オールホワイトといったコーディネートが多いので、そこにグリーンやオレンジ、カーキのカラーソックスを挟んで履きたいですね。
コンセプトの“FACE OFF”は直訳すると“対決”になりますけど、モデル業は常に自分との戦いなんです。撮影現場では、自分の写り以上に、どの角度で、どのポージングをすれば、商品が綺麗に見え、素敵な写真に仕上がるかということだけを考えて、シャッターを切ってくださるカメラマンさんと真摯に向き合う必要があります。もちろん、それには事前準備が大切で、撮影当日にピークを持っていく過ごし方をプランニングしなければいけません。私は学生時代、槍投げをやっていて、こう見えても関東大会優勝、インターハイ出場の実力者なんです。このスポーツで培った自分をピークへ持っていく術は、モデル業にも応用されていますね。あとは、撮られる仕事なので、精神的な健康も。普段から“自分を大切にする”よう心がけています。
Surah
アメリカ×日本のハーフモデル。ダンスをはじめとするスポーツ全般を得意とし、趣味は愛車でのドライブとファッション。その特技やプライベートでのライフスタイルを生かして、雑誌、ルックブック、ファッションショーのほか、TVCMやミュージックビデオなど幅広いジャンルで活躍中。
@surah0103
LOCAL HEROES INTERVIEW & SNAPS
城間健士 / Barber
アーティストやお客様を含め、ご縁のある方が着ていることの多いUNDEFEATEDですが、僕個人としてはスニーカーのイメージが強いアカウントですね。例えば、2015年に発売されたNIKE CORTEZのコラボスニーカーは、僕もよく履いていました。スポーツウエアをストリートに提唱したパイオニアのような存在でもありますし、いつの時代も独自性があって、奇を衒ったカラーリングの妙が印象的ですね。
バーバーは、基本がフェードスタイルなのでお客様にとっても挑戦になります。髪型はもちろん、頭の形やライフスタイルなどお客様の全てを加味した上で、それをいかに自分らしく表現できるかが僕らの使命になり、その“汲み取り”と“落とし込み”が噛み合って初めてスタイルが完成します。そのためには技術やブランディングの向上は不可欠ですし、僕は副代表という立場でもありますから、会社規模で新しい取り組みにも積極的にチャレンジして、「MR.BROTHER CUT CLUB」が他のバーバーと差別化され、ずっと業界内で勝ち続けるためのデザイン力を常にブラッシュアップしています。“ブラザーズの兄弟喧嘩”として社内で開催しているバーバーバトルもその一環です。デザイン力や話術などが評価基準になるのですが、そこは年齢、キャリア問わずフェアな場になるなので、各々の努力が結果に表れますし、新たな刺激が生まれています。
NIKE AIR FORCE 1は、僕が公私問わず、最も履く機会の多い靴です。僕らの仕事は立ち仕事なので、今回のコラボモデルのように、タフで軽く、スタイルも保たれるという三拍子揃った仕様には素直に好感が持てます。UNDEFEATEDのミリタリーな背景を感じ、男臭く、長く履きたいですね。
城間健士
MR.BROTHERS CUT CLUB創業より原宿本店にて勤務。理美容のエッセンスをミックスした世界基準のバーバースタイルの”今”を投影し、作り出していくヘアスタイルで人々を魅了している。バーバーとしてはもちろんのこと、身に刻んだ多くのタトゥーや独自の卓越したファッションセンスが人気を呼び、日本の理美容業界のみならず、世界中のバーバーからゲストワークの依頼も多い。
@kenshi098
LOCAL HEROES INTERVIEW & SNAPS
KIRA / Artist
昔から新品のスニーカーを買うなら、UNDEFEATEDでした。ここ、大阪でもスニーカーアカウントとして確固たる地位を築いていますし、セレクトにも審美眼がありますよね。同郷の下拓とリリースした“yoasobi”では、ストア内でミュージックビデオも撮影させていただき、公私共に足繁く通っています。
アーティストは、何かと“FACE OFF”の機会が多い職業だと思うんです。私にとって、初めてのビートに乗るときは、いつも対決。ファーストセッションのときに「このビートかっこいいけど、無理かも……」と気後れしたらその時点でいい曲はできないし、「喰ったる、乗りこなしたる!」というモチベーションで挑んでいます。ライブは対決、というよりも対話に近い印象です。クラブ、ライブハウス、フェスと、シチュエーションによって準備の仕方やステージの振る舞いも異なるし、グルーヴの作り方もそれぞれです。ただ、私の場合、ファッションで気持ちを高めています。曲は毎回は変えられないけど、衣装は変えられるじゃないですか。出番前に鏡でその日選んだ衣装を見ることで、テンションを上げるんです。自分もワクワクしないと、聴いてくれる人をワクワクさせることはできないですからね。
最近は、ステージ上でもスニーカーを履くことが増えました。今回、NIKE AIR FORCE 1 “BALLISTIC”は仕上がりが渋いので、ネオンイエローなどの発色の良い色を取り入れて、奇抜なスタイリングやドレスとか合わせたい。コーディネートにコントラストが生まれて、そのギャップが可愛いと思うんです。「スニーカーは綺麗に履け」と教え込まれているので、クリーンな状態を保ちながら履きこなしたいと思います。
KIRA
大阪出身のフィメールシンガー。マカオ・カジノ初の日本人歌手としてショーに出演していた異色の経歴を持ち、奇抜な衣装やパフォーマンスは現地でも高い評価を受けた。ブラックミュージックをルーツとし、日本人離れしたユニークなハスキーヴォイスで巧みに表現される愛や日常ついてのリアルな歌詞、エネルギッシュなキャラクターは幅広い層の女性達から支持され続けている。
@kirarhy
LOCAL HEROES INTERVIEW & SNAPS
Chris / TikToker
大学の友人がUNDEFEATEDをよく着ていて、カッコいいロゴだなと思っていた矢先、KOBE 4 PROTROのコラボモデルが発売されて。インラインにはないデザインですから、とにかく興奮したことを覚えています。世界的に見てもバスケットボールとストリートをクロスオーバーする稀有なブランドだと思いますし、バスケットボールを一種の競技ではなく、カルチャーとして捉えているブランドと認識しています。
NIKE DUNK LOWと言えば昨年、バージニア大学の栄誉を讃える“CHAMP COLORS”のキャンペーンでモデルをやらせていただいた思い出深い一足です。今ではスケートボーダーたちも愛用していますが、元々はNCAA(全米大学体育協会)に所属するバスケットリーグの強豪校に支給された起源があります。僕が思うバスケットボールの醍醐味は、もちろん試合ですが、勝利への欲求の裏側には必ずリスペクトがあります。オンコートではヒートアップもしますし、バチバチとやりあうこともありますが、その熱量が生まれるためには対戦相手の存在が不可欠。敬意を持つことの大切さは、NBAを観ていて随所から感じ取ることができます。
スニーカー選びの基準は、バスケができるか否か(笑)。だから、クラシックなシルエットでスタイル面も担保されるNIKE DUNK LOWは、ベストなライフスタイルシューズです。“INSIDE OUT”のタイトルのとおり、表面にレザー素材が使われいない点や、繋ぎ目のパイピングなど、実際に裏返しにした立体感のあるデザインが新鮮ですね。優しいブラウンにイエローが映えるので、僕の大好きなロサンゼルス・レイカーズのゲームパンツとの相性も良さそうですし、バスケットボールのルーツを重んじて履いたらクールじゃないですか?
Chris
原宿のNBAレストラン『coast 2 coast』、東京屈指のバスケ専門店『ms-tokyo』に勤務するバスケットボールインフルエンサー。NBAやバスケットシューズの魅力をわかりやすく発信するTikTokアカウント「クリスのバスケ日記」は、フォロワー13万人を超える。
@muwe.c
Photo: Takaki Iwata
Interview: marble studio
NIKE
AIR FORCE 1 LOW SP / UNDFTD
DH3064-300
NIKE
DUNK LOW SP / UNDFTD・PS・TD
DH3061-200 / DJ4306-200 / DJ4307-200