- 1993年にファーストモデルがリリースされた長距離ランナー向けランニングシューズであるGEL KAYANO。モデル名の由来となっているのは当時デザインを担当した榧野俊一氏の名前にちなんでいる。6代目のモデルに初めてI.G.S.(インパクトガイダンスシステム)を搭載し、ブレイクする発端となった。I.G.S.とはバイオメカニクス、材料力学、衝撃工学など幅広い知見に基づき研究・実験を積み重ね生み出された理念である。屈曲性・軽量性・緩衝性・通気性・安定性・グリップ性・耐久性、人がより快適に走る為に欠かせない機能を持った“証”といえる。
本モデルはGEL-KAYANO 5とGEL-QUANTUM 360 4のハイブリッドモデルとなる。アッパーはGEL-KAYANO 5から踏襲された20世紀末らしいというべきボリューム感のあるシルエットと刺繍のアシックスストライプがオーセンティックさを醸し出している。最大の特徴となるのが、GEL-QUANTUM 360 4から流用されたソール部分であり、αGELを360度フルレングスで搭載していることである。ビルの6階から生卵を落としても2㎝の厚みがあれば割れずに受け止めることが出来るといわれるαGELをふんだんに使っていることから、最もasicsのクッショニング性能を体感できるシューズの一足といえよう。
今作はさらに来るウィンターシーズンに向け、アッパーに防水・透湿性に絶大なる信頼を誇るGORE-TEX素材を採用。悪天候などの環境下でも快適に着用することが出来る機能性をプラスすることで更なるコンフォータブル性の向上に成功したテクノロジーの粋を体感することの出来る仕上がりとなった。
