- 1987年、Tinker HatfieldによりデザインされたAIR MAXシリーズの始まりであるAIR MAX 1。AIRを搭載するシューズとしてデザインが探求されている最中、Tinker Hatfieldはパリにてポンピドゥーセンターを目の当たりにし、AIRをビジブル化させるというエポックメイキングを今モデルで達成した。以降、AIR MAXシリーズは視認できるAIR、ヴィジブルAIRとの歴史を歩んでいくこととなる。
2018年、初のライフスタイルシーンに向けたAIR MAXとして開発・リリースされたAIR MAX 270。今年はそれに次ぐライフスタイルシーン向けの誕生した新たなコンセプトモデルとしてAIR MAX 200がリリースされた。歴代のAIR MAXシリーズを踏襲・インスパイアされたデザインで、昨年のAIR MAX 270、今年のAIR MAX 720の潮流に見られた肥大化したAIRユニットを今作では縮小し、ライフスタイルシーン向けというコンセプトに更に真摯にフォーカスをした開発がなされた。AIRユニットの縮小といえども、従来のサイドウィンドウ型のAIRユニット、例えばAIR MAX 180よりも200%増のAIRユニットを有しており、テクノロジーのイノベーションを感じる仕様となっている。
アッパーデザインは90年代のモデルをコンセプトにしており、クラシックの再解釈といえるネオ90'sスタイルのパーツ構成でありながら、Heat Bonding加工によりシームレス仕様にしたことで足あたりを更に改善するなど、どこか懐かしくも新しい印象を覚える。
今作はSPと銘打たれたスペシャルモデルで、同時リリースとなるAIR MAX 95 SP同様、ウォッシュドデニムの異素材ファブリック使いと左右それぞれの太陽とハートのシューレースエンブレムがひと際目を引くデザインとなっている。